高専ロボコン2019全国大会の感想
11/24は急に暖かくなった一日でした。
ちょうどこの日は、両国国技館でNHK主催の高専ロボコン全国大会が行われていました。
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今年のルール
ロボコンは毎年競技課題が変わり、今年は「らん♪ RUN Laundry」というテーマで、シャツやタオルと言った洗濯物を「2分30秒以内」に規定の物干し竿に掛けることで得点を競います。
同点の場合、より「きれい」に掛けているチームの勝利となります。
この、「きれい」がとても厄介な競技だなぁ、と実感した日でもありました。
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今年のロボット
各チームのロボットは、自動や手動に限らず、極端な機能の差は見られませんでした。
勿論、全自動で挑んだ鈴鹿高専や、ロボット同士の協調作業で課題を熟す奈良高専、キャラクターの外見や愛らしさを活かした都城高専など、特色を持ったチームはいました。
こういうチームがいると、見る側としては応援したくなる気持ちを掻き立てるんだと実感しました。
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試合の流れ
まず、洗濯物を取り込む所から試合が始まります。
ロボットは洗濯物を取り込んだ後、人が待つ場所に運びます。
その後、人が2台のロボットに洗濯物を持たせ、そこから得点を狙いに行きます。
大凡、ここまでで1分~1分30秒経過していました。
勝敗を得点で競うルールですが、全国大会に出場するチームなので、満点対決が何度か起こりました(1回戦12試合中で2回、2回戦7試合中で1回、準々決勝4試合中で1回、決勝で1回)。
その場合、審査員5人が旗を挙げ、旗が多いチームの勝利となります。
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厄介な評価「きれい」
見た目で分かる「シワの有無」「物干し竿に均等に掛かっているか」などは観客からも納得できるものだと思います。
その上で、特に決勝での判定がとても気になりました。
決勝は、それまでを全て満点で勝ち上がった小山高専、2回戦で判定負け(満点対決)した後にワイルドカードで勝ち上がった香川高専詫間キャンパスでした。
試合自体、両者安定した動きを見せておりました。
洗濯物も、観客席から見て、特別差があるようには思えませんでした(個人差有り)。
結果は、私の見間違いでなければ、審査員5人中全員が詫間に旗を挙げました。
審査員からのコメントも特にありませんでした。
よくわかりませんでした。
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邪推です
ロボコンはテレビ放映されます。
つまり、見栄えが大切です。
怪我や事故は特に厳禁なので、安全管理は厳しく確認されます。
安全メガネやヘルメットも着用義務です。
では、今回の競技で、どのように見所を作りましょうか。
実際に得点が入る場面まで1分ほど必要です。
ロボットは、各チーム装飾が施されておりますが、特別凝ってはいません。あくまで主体はロボットの機能なので。
勝ち上がるチームはどこも満点を出し、準決勝も決勝も判定対決になりそうです。
言い方が悪いですが、テレビ的な見栄えが良くありません。
私は考えました。
「一度は負けたチームが返り咲いて優勝すると見栄えが良い」と。
その結果、決勝で審査員全員が一方に旗を挙げたのではないかと。
当然、根拠はありません。
どちらも優れた結果を出しているのは明白で、審査員の判定が偶然偏った可能性もあります。
なので邪推です。
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来年の競技はどうなるのか
最近の競技傾向からすると、柔らかいものを扱う、Vゴール以外の時間制、これらは盛り込まれると思います。
自動制御も当然要求されるでしょう。
ただ、審査員判定はどうか廃止にしてあげて欲しいです。
余りにも、基準が不明確になってしまうので。
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おわり
良し悪しは、その時代に合わせて変わるものなので、運営や学生が望む形が良いものだと考えています。
OBがとやかく言った所で、それはOBが見たいものが見れなかった不満を漏らしている、又は現役で十分満足した結果を得られなかった愚痴が漏れている、ただそれだけでしょう。
「口を出すな、金を(学生に)出せ。」
以上です。
ただし、NHK。
フィールド中央にあった360度カメラのストリーミングは、NHK WiFiが細すぎて全然見れなかったよ。
あれは改善して。